韓国の登山事情

金海のおじさん

2012年11月29日 08:00

今日は<お山>の紹介ではなく、韓国の登山事情を少しお知らせ致します。
私がすんでいる田舎町では、普段、街を歩いていても、スパーマーケットでも、
飲食店内でも<銭湯>の更衣室でも、登山ウエアを着ている人を多く見かけます。
これは、少しおおきな都市部でも同じことがいえると思います。例えばソウルででもです。

それらの人々は、別に今から登山に行くわけでもなく、今、登山から帰ってきた人でもありません。

普段着として<登山ウエア>が定着しているので、違和感がないのです。
あの人も、この人も、大勢で<登山ウエア>を着ていれば、何もおかしくはないのです。

ある統計では・・

韓国の土地面積は・・・・・・・・・・・・日本の土地面積の4分の1ぐらい。
韓国の総人口は約5000万人・・・日本の総人口は約1億2800万人ぐらい。

韓国の登山人口は1500万人・・・日本は1200万人ぐらい。

韓国では総人口数の30%を超える人が登山をする。
日本では総人口の約10%のひとが登山をする。

すべてが正確な数字ではないでしょうが、近似値としてみれば、驚かざるを得ない数字であることは明白です。

韓国は64%以上が<山地>との事。
そうした理由から、韓国人は生まれてから、すぐ<山>に親しみを持ちながら、必然的に育つ環境にあるという事のようです。

毎月1回以上登山を楽しむ人が1500万人、と先ほど書きましたが、、 

総人口の5000万人の中には例えば・・<赤ちゃん>や<病気入院している人><幼稚園児>などなど、登山をしない人、登山がしたくても出来ない人の数をそれから差し引いて計算をすると・・・

韓国での登山人口比率は、総人口数の30%なんていうものではなく、おそらくの試算で40%から50%ぐらいの人が登山を楽しまれているのではないかと考えてしまいます。 <驚き 桃の木 山椒の木>ではありませんか?

私は、実際に韓国で生活をしていますが、これはあまり間違いではない数字だろうな・・と、実感しております。

ですから、週末は都市部、郊外を問わず、バスや電車は登山服を着た人であふれかえっています。

<登山>が健康に役立つという事は、事実のようです。
山で歩く事により血中コレステロールの低下、中性脂肪の低下、ダイエット、メタボリック症候群からの脱却、血圧のコントロール、うつ病からの開放・・などなど、一般的な健康指標が、登山をしない一般人より、ずっと良いそうです。これらの事実はアメリカでの学会で発表されているとか。

韓国国内で、それだけの登山ブームにより<登山・アウトドア>市場規模が年間3兆ウォンをはるかに超えているという情報もあります。

韓国は日本と違い<低い山>が多く、森林浴も含め、山歩きをすることで精神的にも、肉体的にも健康になるということでしょう。

韓国の山道で<山は貴方に健康を・・・貴方は山に何を?・・>をかかれたバーナーをみかけます。

韓国は、日本と同じように、四季の季節感もはっきりしており、春夏秋冬と同じ山でも、それぞれ違った景色を存分に堪能できるでしょう。

最近始めたばかりの登山ですが、<登る時の苦しみ>よりも、<頂上>をたとえ<制覇>できなかったとしても、その過程で得た<何か>が少しづつわかってきたような気がしています。 だから今、続けているのでしょうね。

私達登山ビギナーに対して、良くアドバイスをしてくださる<登山ベテラン>の<LEEさんご夫婦>が良くこう言っています。
” 低い山でも、高い山でも、登る時は大変で、とっても疲れるよねー”・・
私達はビギナーだから、他の人より疲れが激しいと、勘違いしていたのですね。

これからも、ゆっくりと山を登り、景色を充分味わって、楽しむ<山登り>を続けていこうと思っています。

 それでは又のお立ち寄り お待ち申し上げます。


人気ブログランキングへ





関連記事