さて、今日は<韓国の夏の味>・・・と、言えば・・・・代表格の <冷麺>。
今日はその中で <水冷麺> ムルレンミョン (スープ付き冷麺)の御紹介です。
後日、もうひとつの<ビビン冷麺>ビビンネンミョンの記事も書いていきます。
私は結婚する以前は、この<冷麺>なるものを食べたことが無い、と言ってもよいほどでした。
日本で生活していた時は、なじみのないものでしたね。
日本では・・勿論、<冷麺>よりは<冷やし中華>でしょう!!
ですから・・<盛岡冷麺>も食したことがありません。
私の<冷麺>との出会いは韓国ではなく、アメリカのロスアンゼルスでした。
ガーデングローブ地区と言えば、韓国系の町であり、韓国レストランも数多く存在しています。
そこは、私も良く行く地域で、ある日<冷麺専門店>のフランチャイズの店がオープンし、
とてもおいしい<冷麺>を偶然にも・・食べることができたのです。
その本店のオーナーの方は<北朝鮮>から脱出された方で、その本店は超有名だそうです。
そして、彼は店を<フランチャイズ化>してお店を増やし、お金儲けをしたと聞いています。
日本人の私には、それが他の冷麺と 何がどう違う などと言える見識は持ち合わせていません。
でもそのお店は韓国人でとにかく一杯で、お昼時などは簡単には中に入れないほどの人が何処からともなく集まってくるのです。
おいしいお店は繁盛するのは世界共通ですよね!!
特にアメリカに在住している韓国の方々は、おいしい店でないと絶対行かないそうです。
これは、うちの奥様がそう申しておりました。
ですから・・アメリカの韓国レストランや食堂は競争が激しいのでしょう。
でも!!・・・残念なことに 半年ほどで この<お店>は閉店してしまいました。
何故って??
開店したときは、おいしかったのに・・・・
だんだんと・・まずくなった!!・・・ 韓国では良ーくあることです。
そのフランチャイズのお店がオープンした時は、
専門のプロ職人がオープン手伝いで集合しておいしい味をだしましたが、
彼らがいなくなった後は、
その店を取り仕切るオーナーや従業員が自分達でで味を調えて行くことになりますよね。
要するに・・・途中で味が変わった!!。。
それにお客様が 愛想をつかした!!
それが実情ではないでしょうか。
レシピがあっても、ちょっとした<さじ加減>や、
調理場を取り仕切る人間の<感覚や感性>の違いで
味は変わり 同じ味をだせなくなってしまうものです。
超有名店でも、態度や雰囲気が悪かったり
食べておいしくなければ、日本人の私達でも、二度と足を運ばなくなりますよね!!
余談が長くなってしまいましたね。
それでは簡単に<水冷麺>の説明を・・・
牛肉や鶏肉、などでだしをとったスープにトンチミ(大根の水キムチ)を加えた、さっぱりとしたスープが冷麺の特徴。
具は、薄切りの肉、大根キムチ、きゅうり、ゆで卵など。
私はトマトなどをいれますが・・。
麺は、そば粉や緑豆粉などで作られる細麺。
レストランや食堂では、麺をはさみで切ってくれる所が多いです。
又、食べる時に、お酢や洋カラシをいれます。
そば粉に含まれる酵素が、たんぱく質や脂肪を分解するということで、
焼肉を食べたあとの<締めのメニュー>としても大人気です。
冷麺はもともと北部地域(現在の北朝鮮)の郷土料理で、
<ムルレンミョン< は平壌(ピョンヤン) が本場として知られ、
地名をとって「ピョンヤンネンミョン(平壌冷麺)」・・・・と呼ぶこともあります。
そして・・・とてつもなく暑い日・・・私達がいつも食べているのは・・・・
オットゥギ(주식회사 오뚜기. Ottogi Co., Ltd.))の冷麺。
「オットゥギ」とは「起き上がり小法師」の意味だそうです。(小学館刊の朝鮮語辞典より)
この会社は、レトルトカレーなどレトルト食品の生産販売で大きくなった会社だそうな・・・
スーパーマーケットに行くと、このマークの食品が結構目にはいります。
ところで・・このマーク・・・どこかで見た記憶があって・・・
たしか日本のラーメンの袋で・・・・
ありました&ありました・・・ マルちゃんラーメン?
顔が斜め 顔が正面 の違いはありますが・・・。。。
何故か 似てる・・・・。。。
さて、この冷麺には・・・・
右側・・・ 麺2食分、 スープ2食分、 カラシ2食分、のセットが 2つ入っています。
つまり・・・一袋に4人分入っています。
さて、作り方ですが・・・
まずは・・・ <袋いりスープ> を冷凍庫へ・・入れます。
半分ぐらい凍らせるつもりで・・・
スープが充分に冷たくないと 冷麺は全然おいしくないんです!!。
それから、きゅうり2/1本を用意して 適当に・・・千切り刻みに切ります。
次は トマトを・・・ 今回はミニトマトを使いましたが もちろん普通の完熟トマトでもok!
先ほどのきゅうりと一緒にして 冷蔵庫に一時入れておきます。
次は、ゆで卵を作り 半分にカットして 冷蔵庫へ。
私がいつも作る時の・・・・簡単ゆで卵の作り方
小さな鍋に、卵2個入れてたときに充分な水をいれ・・・火にかけ、沸騰させます。
冷蔵庫から卵を取り出し、ひとつづつ<丁寧に>沸騰した湯にいれ・・
待つ事10分。
すぐに冷水につけ・・・しばらくしてから・・水の中で外殻をむくと簡単にむけます。
これが、この時期に作り置きしてある <夏のキムチ>とも言われる <センチェ>です。
このセンチェは、ビビン麺のときにも・・・かかせません。
この<センチェ>作り方は簡単です・・・
大根 1キロぐらい 韓国の大根はとても大きいサイズの時は1キロにカットしてます。
人参 100Gから 200G ぐらい 2/1本くらいかな?
これらを、適当な長さで 細く千切りにしてボールにいれます。
その中に 塩-大匙1から1.5ぐらい 砂糖-大匙1から1.5ぐらい を振りいれ
手で良ーくもみこみ・・・20分から 25分ぐらい 置いておきます。
大根から水分が沢山でてきます。
それから・・・少しづつ手に取り・・・(野球のボールくらい)
80%くらいの力で絞ります。 絞りすぎるといけません。 うまみが逃げます。
それら絞った 大根&人参 を別なボールすべて移したら
コチュカル(韓国赤唐辛子粉末)- 大匙 1.5から 2.5杯
砂糖- 小さじ1から 1.5杯
塩- 小さじ 2/1杯から 1杯
にんにく- 3から 4片 すりつぶし
かつおだし- 小さじ2/1杯ぐらい
お酢- 大匙3から 4杯
を入れて、料理用ビニール手袋をして 手で満遍なくかきまぜて 出来上がり!!
1日冷蔵庫に入れておいたほうが おいしさが増します。
韓国版の酢の物?のような感じかな?。 もちろん、そのまま食べてもおいしいでーす。
あとは、食べる時に お酢少々と 白ゴマを 出来上がった<冷麺>に入れて食べます。
たっぷりの湯を沸かし、麺を1分茹でて・・・すぐに冷水にいれ・・・
何度も、何度も、水を取り替えて麺を洗います。
それから、用意した<氷水>に入れ・・麺を良ーーく冷やします。
それから麺をザルに移し、手で押して・・良く水気をとり 器に盛り・・・
きゅうり、トマト、ゆで卵、センチェを添えて 冷凍庫に入れておいたスープを注ぎいれて・・
お酢を少々・・ゴマをふって・・・出来上がり!!! そうそうカラシも入れなくっちゃ!!
出来上がり!! さぁ・・お召し上がりください。
さっぱりして、冷たいスープが喉をうるおしてくれますよ!!
この オットゥギ冷麺は 近場のスーパーマーケットで・・
だいたい 5940ウォン から 8300ウォン ぐらいで販売されています。
勿論、私は 5940ウォンで売っている所でしか買いませんが・・・。。
日本円換算でいうと 今は10.000ウォンが 886円ぐらいのようですから
59400ウォン というと アバウト530円ぐらいです。
ですから530円で4食ですから、一食130円ちょっと・・・。。
お外で食べれば
お一人様-4500ウォンから6000ウォンが相場のようです。
スーパーマーケットなどで市販されている<冷麺>なるもの、
もちろん、幾つかの食品メーカーからも販売されています。
そうですね、ざっと見て 6社から8社ほどあるでしょうか。
そのなかで 4社程食べ比べてみましたが・・・
私と、うちの奥様が <これ!おいしいね!>と、口をあわせたのが
この、<オットゥギ 冷麺> で・・ありました。
一番の違いは、 スープの味 です。
勿論、人それぞれ 好みの味 は違いますから
一概に これが一番おいしい などと言うつもりはありません!!
今年の夏も 何食もいただきました。
今、冷蔵庫に 一袋=4食分 がありますが・・・
ひょっとしたら・・今年はこれで 食べ止め? かも・・!!
この数日、涼しさを感じ 季節の変わり目を迎えたようなのです。
日中の猛暑&熱帯夜が・・・なくなり?・・つつ?・・のような??
そうなんです!。
この <冷麺> は、うだるような暑さを感じる お昼時 に食べるのが、一番おいしいのです。
食べ終えたあとの あの爽快感 <くせになる味> とはこの事です。
さて、今日はこの辺で・・・
明日のお昼は 何にしょうかな?
料理が趣味な 金海のおじさんは 勿論 食べることも大好きです!!
次回は・・・ 最近の料理の中で コレおいしい!と思わせた・・・
<キーマカレー>のレシピを 御紹介させていただく予定です。
それでは、又 お時間ある時 お立ち寄りください。